健康コラム

Column

医療被ばくについて

放射線を身体に浴びることを被ばくといいます。被ばくの影響は次の2つに大別されます。
1つは放射線の線量がある一定量を超えると身体に症状が発現する可能性がある確定的影響といい、皮膚障害や血球減少などがあります。もう1つは放射線を浴びた時点でリスクが生じる確率的影響であり、発がんなどがあります。

医療現場では放射線を利用するリスクを上回る情報を得られる場合において正当化されます。各種検査は得意不得意な部分があります。1つの検査で完結すれば良いのですが、上記の通り他の検査を補完する為に複数の検査を行うこともあります。医療での放射線検査の1つ1つは制御された放射線量で行われており、1つの検査だけであれば被ばくの影響は他のリスクに埋もれる程で大きく気にすることはありません。ただし、複数の放射線検査を行う場合は、何を目的として行うか明確にし、検査の重複がないようにしなければなりません。
分からない事があれば、主治医にお問い合わせください。

コラム執筆者:放射線科 小島
中央放射線部 小柳
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