病院長あいさつ

Hospital director greeting

神戸労災病院は、高度成長期の昭和39年に労働災害への対応を主な目的として開設され、近年においては、働く人たちの疾病の早期発見、治療とともに、地域社会の高齢化に対応してまいりました。「良質で心のこもった医療を働く人と地域のために」の理念を掲げ、すべての人々の急性期治療の実践を目指しております。
本院では、次にあげる5つの領域を中心に医療の実践に取り組んでおり、各項目の詳細については「当院の取り組み」をご覧ください。

  1. 専門領域医療の実践
  2. 高齢者医療への取り組み
  3. 救急医療の体制確保
  4. 予防医療を大切に
  5. 勤労者医療を支える

どの領域においても、医学の内容はさらに深く細分化され、専門的な知識や技量が一層必要となってきました。本院においても、各分野において専門医を擁して、施設基準を取得し、若いスタッフの教育体制も整えながら、最も新しい医療水準を常に確保することを目指しています。医師だけでなく、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、リハビリテーション技師を始め、院内のすべての職員が医療に携わる専門家であり、プロフェッショナルとしての意識と能力を培い、患者さんとともに、ベストな治療方法を求める姿勢を追求しています。
一方、高齢者の増加とともに、治療の選択は一つではありません。年齢や体力、職業などの関係を踏まえつつ、一人一人の考えや希望に合わせた、その患者さんのための治療を個別に検討して、ご本人やご家族と共有していく時代となりました。常に患者さんの権利を守り、その意思を尊重し、どのような治療方針に対しても、しっかり寄り添いながら病気療養を支える。これが本院の診療に関わる根本的な姿勢です。地域やご家族とともに、患者さん自身の療養生活をしっかりと支えていきます。 今後、社会や地域の求めに応じて、医療現場ではさらなる変革が必要となってきます。私たちはその求めに応じて、神戸労災病院をより良い病院へと成長させていくために全力で取り組んでまいります。そのためには、病院や診療に関する御意見が大切だと考えています。どのようなことでも結構です。皆様方のご意見を是非とも病院までお寄せください。
これからも診療体制を整え、職員一丸となって、心のこもった、良質な医療を実践してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年3月22日

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