研修医だより

Trainee Report

神戸労災病院での臨床研修 【研修医だより2】

神戸労災病院 臨床研修医2年 波多 豪

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神戸労災病院は神戸三宮界隈の山側に位置し、神戸市街地を一望できます。病院の窓から見える景色は素晴らしく、毎日が真新しく緊張し続けている研修医にとっては、ホッとできる時間を与えられる、これ以上ない場所に位置しています。

早いもので医師免許を取得してから一年半が過ぎようとしています。気持ち新たに研修が始まった当初は右も左も分からず、指導医の先生方の後ろをついていくので精一杯でしたが、一年半がたった今では、一医師として責任をもって診療を行えるようになってきたと思います。
研修医の一番の臨床訓練になると思われる時間外救急外来では、まず研修医1年目、2年目が治療方針を立て、それを上級医の先生方に報告、連絡、相談し、緊 急対応をします。国家試験に出題されるような画像だけで診断をつけることのできる疾患ではなく、いわゆるcommon diseaseに対する系統立った対処法を学ぶことができ、しかも、決して研修医1人ではなく、正しい診療ができる道筋に導いてもらえる環境は、臨床研修 にベストであると思います。

私にとって神戸労災病院の魅力的なところは、まず一番に挙がるのが、各科、各職種の間の垣根がとても低いということです。 ここたった一年半の研修期間で、顔を合わせたことのない職員は、一人もいないと言っても過言ではありません。どのような内容であっても気軽に話のできる雰囲気は、360床という大規模ではなく中規模の病院の一番の利点であると考えます。

また中規模の病院でありながら、そこで行われている医療は極めて高度であり、最先端医療がコンパクトにまとまっているという印象です。さらに、ここの暖かい雰囲気も手伝ってか、上級医の先生方の研修医に対する指導の熱心さは特筆すべきものです。
どの診療科のローテートにおいても、研修医は所属科の一員となり、日々の診療の中で知識・技術ともに一人前かそれ以上のものを獲得できるような環境であるのは間違いありません。

院内は活気にあふれており、職員全員が目をキラキラさせながら働いているような病院です。大学から病院という新たな世界に飛び込んでくる私たち研修医にとって、このような雰囲気は、戸惑いを減らし、一層楽しく充実した研修を行う手助けとなっているように思います。
私は間もなく臨床研修期間を終了して専攻医としての新たなスタートを切ることになりますが、神戸労災病院でのこの二年間は大きな自信となり、今後一生の財産となることと思います。

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