Anesthesiology
診療科からのお知らせ/コラム
手術が成功し、手術のあと順調に回復することはすべての患者さんが望まれていると思います。この当たり前のことがうまくいくようお手伝いするのが麻酔科の仕事であり目標です。
麻酔科 部長
入江 潤
私たちは術前診察と呼ばれる麻酔科の診察を麻酔科外来で行っています。
その中で多い質問が
「麻酔はいつ覚めるんですか?」
「麻酔から覚めたら痛いんですよね。」
の2つです。
1つ目の質問は麻酔そのものに対して不安を感じられていることと示しています。
麻酔っていったい何をされるのだろうかとか、麻酔が途中で切れたら、麻酔からから覚めなかったらどうしようとか様々な不安があることと思います。
2つ目の質問は、やはり手術のあとの痛みに対する不安からくるものと思います。
現在、私たちが行っている麻酔は、調節が自由にできるので麻酔が途中で切れたり、麻酔が覚めないということはありません。また手術後は、様々な神経ブロック*や‘‘PCA‘‘という痛いときに自分で痛み止めの薬を使う方法などを使用し痛みをとるようにしています。
とくに神経ブロックに関しては専門医を擁し、より多く患者さんのニーズにお応えすることが可能と考えています。
もちろん手術によって体に対する負担や痛みの強さも異なりますので、麻酔の方法や痛みをとる方法も違います。
これらについては麻酔科の術前診察でさらに詳しく説明します。
診察室に不安そうな顔で入ってこられた患者さんが診察室を出るときにすこしでもやわらいだ表情になれるよう努力しています。
*神経ブロック
痛みの信号が脳に伝わる通り道を薬を使って断ち切りきります。痛みの信号が脳に伝わらなければ痛みを感じません。
2017年 | |
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麻酔科管理例数 |
1,557 |
いりえ じゅん
入江 潤
麻酔科部長
専門分野:周術期循環管理 、慢性疼痛管理、 医療モニター
【学会専門医・認定医】
いふく やよい
伊福 弥生
麻酔科部長
専門分野:周術期循環管理
【学会専門医・認定医】
こうの やすひろ
河野 泰大
麻酔科副部長
【学会専門医・認定医】
きだ けんたろう
木田 健太郎
麻酔科副部長
専門分野:超音波ガイド下末梢神経ブロック
【学会専門医・認定医】
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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ペインク リニック |
河野 泰大 | 入江 潤 | 木田 健太郎 | ||
術前診 | 担当医 | 担当医 | 伊福 弥生 | 担当医 | |
午後 | 手術 | 手術 | 手術 |
(令和5年1月4日現在)
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