神戸労災病院での初期研修【研修医だより7】

初期研修医  野田 奈緒子

神戸労災病院での2年間の初期研修も、気がつけば4カ月を残すのみとなりました。
これまでの研修期間を振り返り、印象に残る出来事を書かせていただきたいと思います。
 
私は学生の頃より麻酔科を志望していましたが、初期研修の2年間は各科をローテーションできる貴重な機会であり、志望科にこだわらず、様々な診療科の疾患を経験し、医師としての基本的な知識や考え方、手技等を身につけたいと考えていました。その目標が達成できると考え、神戸労災病院での研修を希望したのですが、初期研修期間も終盤にさしかかっている今、未だ勉強不足であることを感じながらも、その目標はほぼ達成されたと感じています。
研修医として働き始めた4月は、右も左も分からず、指導医の先生の後をついて回り、まずは、社会人としての基礎や仕事の仕方を学ぶ日々でした。今思えばあのとき学んだこと(今日できることは今日する!きちんと挨拶をする!何でも積極的に参加する!等)は、当たり前のことのようで、仕事をする上でとても大切なことであり、この時期に厳しく指導を受けたことは幸せなことだと感じています。
 
病院にも慣れてきた5月より、当直業務がスタートします。神戸労災病院の当直は初期研修医の他に、3名の上級医の組み合わせで行います。最初は基本的な問診をするにも緊張しました。そのたびに指導を受け、自分なりに診断と治療方針を考え診療にあたるよう心がけるようになりました。当院では発熱の患者さんから意識障害、心肺停止の患者さんまで、様々な症例を救急外来で経験しますが、どんな症例でも初期対応に携わるので、とてもよい経験になっています。
 
研修2年目では志望科である麻酔科と、内科、心臓血管外科を選択しました。心臓血管外科では多くの手術に参加でき、また心臓手術後の循環管理、呼吸管理を始め、基本手技などとても多くのことを学びました。内科ではカンファレンスや上級医の先生とのディスカッションを通じてより疾患への理解を深めることができましたし、麻酔科では手技の上達と多くの症例の麻酔管理を経験することを目標にし、日々指導医の先生方に指導していただきました。研修2年目は通じてとても充実した期間であり、医師としてのステップアップを実感できる日々でした。
 
神戸労災病院での研修で学んだことは、今後医師として働いていく上で役立つことは間違いありません。二年間一緒に頑張ってきた同僚や、熱心な指導医の先生方、素敵な先輩や後輩との出会いはかけがえのないものです。この2年間で学んだことを忘れず、4月から麻酔科の後期研修医として、当院で頑張っていこうと思います。