初期研修修了を目前にして 【研修医だより4】

神戸労災病院 初期臨床研修医 山崎 晴菜

冬の寒さも一層厳しくなり、師走の慌しさの中、徐々に来年度の新体制の準備が進んできました。

いよいよ私も、この春に後期研修医としてのひとつの節目を迎えることになります。この二年間を思い返すと、月並みな表現ではありますが、本当にあっという 間だったように思います。まだまだ学び足りないことがたくさんある気がして不安を感じることもありますが、それと同時に、これから今まで以上に責任とやり がいのある仕事ができることへの期待と高揚感も感じており、非常に複雑な心境です。

神戸労災病院での研修は、将来の道を考えるに当たり、多大な影響を与えていただいた場です。指導医、上級医による指導体制が充実しており、右も左もわから ない働き始めの頃から、優しく丁寧に、そして時に厳しく、医師という仕事がどんなものなのか、どういう心構えが必要なのかを多くの先生方に教えていただき ました。
つらくて気持ちが折れそうになったこともありますが、それでもあきらめず、もっともっと色々なことを知りたい、できるようになりたいと思えるのは、やはりここでの経験が私に医療の面白さ、素晴らしさを教えてくれていたからだと思います。
来年度からは、内科学を中心とした後期研修を、引き続き神戸労災病院で行うことができ、本当にうれしく、心強く思います。循環器、呼吸器を中心に幅広く内科を研鑽していきたいと決意しています。

しかし、例え環境は今までと同じであっても、初期研修修了という節目のため、今まで長い時間を共に過ごして苦楽を分かち合ってきた友人達と道が分かれるこ ととなってしまうのは、なんとも心細く感じてしまいます。ですが、それと同時に、ここで私が多くの人たちと出会い、知り合ってきたように、これからも今後 の人生に影響を与えてくれる多くの人々との出会いも待っていると考えると、そのことにもまた心弾む思いです。

まだまだ半人前ではありますが、今まで私自身が多くの先生方に教えていただいたように、医療を行うことの難しさ、そして、その奥に見えてくる面白さを伝えられるような医師を目指して、今後も精進していきたいと思います。