神戸労災病院の研修を終えて【研修医だより10】

初期臨床研修医 中田 一弥

神戸労災病院との出会いはさかのぼること3年前の夏の事でした。医学生だった私は研修病院を探そうと思い立ち、見学に伺ったのが最初でした。先輩研修医が生き生きと仕事をしている様子をみて、自分もこの病院で研修を受けたいと強く思ったのがきっかけでした。労災病院での研修が終了しようとしている今も、自分はこの病院を研修先に選んで、本当によかったと心から思っています。
労災病院は、研修医同士もとても仲がよく、仕事の合間や一日の仕事が終わった後に、研修医室でくつろいだり、飲みに行ったり、病院内の雰囲気も全体的にフレンドリーでアットホームです。看護師やコメディカルの方もとても優しく楽しい方が多く、研修医にとって強い味方です。
内科研修ではかなり積極的に指導してくださり、研修医が主体的に検査を決め、上級医と相談しながら治療をすすめていき、退院まで担当します。大学病院の様に、診断がほぼついている状態で入院するわけではなく、診断が付く前の段階の初発・救急搬送時から退院まで診る事ができるので、内科的診断力・総合診療力を養うには最適な病院だと思います。外科研修も手技をたくさん経験でき、そして丁寧に指導してくださいます。救急は当院で1ヶ月、和歌山労災病院で2ヶ月研修できます。和歌山労災病院での研修は神戸とはまた一味違い、様々な症例を経験できることに加え、すばらしい指導医や同僚に出会える事もでき、本当に貴重な体験になりました。神戸労災病院の当直は初期研修医の他に、後期研修医1名、他2名の上級医の組み合わせで行います。最初はなにをするにも一苦労でした。そのたびに先輩後期研修医から指導を受け、少しずつ自分なりに診断と治療方針を考えれるようになりました。当院では発熱や頭痛の軽症の患者さんから意識障害や心肺停止の重症患者さんまで、様々な症例を救急外来で経験しますが、どんな症例でも初期対応に携わるので、とてもよい経験になっています。研修2年目では10ヶ月を自由に選択でき、志望科である消化器内科をはじめ、総合内科や放射線科、外科や小児科と幅広く選択させていただきましたが、そのどれもが貴重な財産になりました。
神戸労災病院での研修で学んだことは、今後医師として働いていく上で本当に貴重な財産になったと感じています。二年間一緒に頑張ってきた同僚や、熱心な指導医の先生方、素敵な先輩や後輩との出会いはかけがえのないものです。この2年間で学んだことを忘れず、4月から総合内科の後期研修医として、引き続き精進していこうと思っています。